HUDSON PEACEMAKER.45(ブラックパウダー)

1980年中盤から90年中盤くらいまで新規一般流通モデルが出なかった(限定で出たものを除く)モデルガンSAAだったが遂に新規物が登場した。しかも製造先があのマイナーモデルに命を賭けてる節がある(失礼!)ハドソン産業からだったので年季の入ったモデルガンマニアからは「遂にSAAもマイナー落ちかよ・・・」と嘆かせたが、蓋を開けてみると想像以上に素晴らしいモデルに驚きの声を上げた(のは俺だけ?)
ハドソンの出したモデルは1873年から1892年までのベースピンスクリューがクロスボルトになる以前のタイプをモデルアップした。それに準じて刻印もその頃のタイプで仕上げている。グリップフレームは通常はダイキャストの黒染めだが写真のモデルはオプションの真鍮色のメッキバージョンを装着している。グリップパネルは木製のワンピースグリップ。標準装備物でこれだけ手の込んでいるものもそうそう無い。バレル及びフレームはヘヴィーウェイト材を使用。
フレーム前方より。ベースピンスクリューが前方に来ているのがわかる。チャンバーの中のインサートは独特の形をしていて飾りの弾頭を固定できるようにしている。
バレル前部。フロントサイトが独特の形をしている。それもそのはず、敢えて半加工品にして最終的にユーザーが好みのフロントサイトの形状に仕上げる為。フロントサイトだけでなく全体を幾分デフォルメしておいて自分好みのSAAに仕上げてもらう為だ。かといってそんなことをしなくても十分鑑賞に堪える様にスタイルのバランスを取っているのでそのままでも違和感が無い。
カートリッジはいたってシンプルで掃除がしやすい。

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