MGC COLT FRONTIER SIX-SHOOTER.44-40 (25)

1967年(昭和42年)にMGCが出したSAA。名前からして意図的に44-40カートリッジを使うタイプにして同社が出しているウインチェスターM73とカートを共有するようにした。CMCで愕然としたのでMGCもスタイルは酷いものだろうと思っていたが、意外にスタイルが良かった。メカはかなり独自性があるが耐久性は抜群で当時のウエスタンマニアはこぞって撃って撃ってポンコツにしたのではないだろうか。
まず独自性のあるポイントはトリガー周り。初期の頃はちゃんと3スクリューでボルトスクリューもライブだったが、そのうち省略してモールドだけになったしまったが、作動に影響はほとんど無い。が
ここがMGCの真骨頂、グリップフレーム内部。本当はリーフタイプでなければ嘘なのだが、これは耐久性を考えて、わざとスタームルガーシングルシックス・ブラックホークシリーズのようなコイルスプリングにしたと思え、これを設計した人はかなり早撃ちを「わかっている」人だと思う。 これは輸出にも出されたがその後生産を止め代わりにマルシンのSAAを代用とした。

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