「平田達哉」Official Website

平田達哉プロフィール画像 平田達哉プロフィール画像

[ステートメント]  完成したつもりでも何かもう一つ物足りないような感じがするときがあります。 それでまたあれこれ足したり引いたりするのですが、余計に作り物のような感じになっていって、結局最初のやりたかったこととは方向性が違ってゆきます。 そこでいっそのこと要らない部分を削り取って強引に余白を作ってみると、なくなった部分がかえってイメージの充足に繋がってきて内容が豊かになったように見えてきます。 何より最初の理念が生きているのが嬉しいのです。よく未完成でありながら名作というものもあるのだけれど、隅々まで描き込む前の段階の、 ある程度情報を制約していた状態のほうが呼び水として観るほうの感性を引き出すのじゃないかと思います。 今回の自分の絵にも何か似たような原理が少しは働いているような気がしました。 ( ヒラタ )

[略歴]
1961 北海道遠軽町に生まれる
宗谷郡猿払村、音威子府村、稚内市に高校まで過ごす
現在は神奈川県に在住
1984 金沢美術工芸大学油画専攻を中退
スペイン渡航
1991-93 イタリアにてWilliam Xerra氏に学ぶ
1994 第2回小磯良平大賞展
1996 第3回小磯良平大賞展
第25回現代日本美術展
1997 第26回現代日本美術展
2001 第29回現代日本美術展
2004 第39回日動画廊昭和会賞展
2007 第8回小磯良平大賞
2008 第17回青木繫大賞展・優秀賞
第3回板室温泉大黒屋現代アート展
2017 第5回蔵と現代美術展(川越市)
2019 第6回蔵と現代美術展(川越市)
[個 展]
2001 アスクエア神田ギャラリー(東京・神田)
2002 アスクエア神田ギャラリー(東京・神田)
2003 アスクエア神田ギャラリー(東京・神田)
2004 東京国際フォーラムアートショップ(東京)
2005 アスクエア神田ギャラリー(東京・神田)
ギャラリーしらみず美術(東京・銀座)
2006 ギャラリーしらみず美術(東京・銀座)
ギャラリーOM(横浜)
2007 ギャラリーしらみず美術(東京・銀座)
2008 ギャラリーしらみず美術(東京・銀座)
2009 ギャラリーしらみず美術(東京・銀座)
ギャラリー島田(神戸)
2010 ギャラリーしらみず美術(東京・銀座)
2011 ギャラリーしらみず美術(東京・銀座)
ギャラリー島田(神戸)
2012 ギャラリーしらみず美術(東京・銀座)
2013 ギャラリー島田(神戸)/新潟絵屋(新潟)
2014 ギャラリー島田(神戸)
ギャラリーゴトウ(東京・銀座)
恩根内アートビレッジ(北海道)
2016 ギャラリーなつか(東京・京橋)
猿払村役場(北海道宗谷郡)
2017 ギャラリー島田(神戸)
ギャラリーなつか(東京・京橋)
2021 ギャラリーなつか(東京・京橋)
Art For Thought (東京・銀座)
2023 K'sギャラリー(東京・銀座)
2024 K'sギャラリー(東京・銀座)

Even if you think it's complete, there are times when you feel like something else is missing. So I add and subtract things again, but it becomes more like a fabrication, and in the end, the direction is different from what I wanted to do at the beginning. So, if you try to cut out the parts that you don't need and forcibly create margins, the missing parts will actually lead to the fulfillment of the image and the content will seem to be richer. Above all, I am happy that the first idea is alive. There are often masterpieces that are unfinished but are masterpieces, but I think that the state of restricting information to some extent before drawing every corner brings out the sensibility of the viewer as a primer. I felt that some similar principle was working in my painting this time. ( Hirata )

[ Statement ]