ラストワード
ラスト ワード(最後の言葉)
「あなたがたに神の言葉を語った指導者たちのことを、思い出しなさい。
彼らの生涯の終わりをしっかり見て、その信仰を見倣いなさい。」
(ヘブライ13:7)
世界一の長寿国・日本
人間は、死と直面する人生最期の時には、真実を語ると言われています。
最近、高齢者の行方不明という報道が毎日なされています。
世界の長寿国のトップをいく日本は
女性の平均寿命が86歳で第一位、男性が79歳で第四位と言われていますが、
今後この順位は変わるかも知れません。
さて、それとは別に、自分は今何歳かを考えると人間は、
残された人生は、あと何年なのだろう?
自分の歩んでいる人生は?
と真剣に考え始めます。
有名人の最後の言葉
世界には、歴史をぬりかえ、多くの人々に偉人と言われた沢山の人々がいます。
彼らは、人生の最後にどんな言葉を残したのでしょうか?
1)一休さん
室町時代の臨済宗の僧
「死にとうない。」
2)葛飾北斎
江戸時代後期の浮世絵師
「あと10年生きたいが、せめてあと5年の命があったら、
本当の絵師になれるのだが。」
3)ベートーベン
ドイツの音楽家
「友よ 拍手を。喜劇は終わった。」
4)ゲーテ
ドイツの小説家、劇作家
「窓を開けてくれ。明かりがもっと入るように。」
5)チャーチル
イギリスの政治家
「何もかもウンザリしちゃったよ。」
偉人といわれる人々の言葉の中に、
死への恐れや、この世への未練、また失望感が
漂っているように感じてなりません。
キリストの十字架上での言葉
聖書を見ると、主イエスキリストが、十字架上で語られた言葉が7つ記されています。
そのいくつかを記してみましょう。
◆「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です。」
愛する母マリアを弟子ヨハネに託された。
◆「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。」
罪なき神を無知の故に十字架につけた人々のため、
また全人類の罪のため敵をも赦し、執り成される愛の祈り。
◆「あなたは今日、わたしと一緒に楽園(天国)にいる。」
キリストと共に十字架に付けられた強盗が、
人生の最後に、十字架上でキリストを神と
信じたとき、彼に天国を約束された主の愛の言葉。
神は愛なり。